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MIKA

南の土地でカファを整える


8/15の昨日は、インドの独立記念日でした。

週末から祝日を利用して、インド西海岸にあるゴアに行って来ました。

ゴアと聞くとどうしても西洋人が集まり夜通し続くパーティーの印象が強く、パーティーには全く興味もないし、とにかく騒がしいのが苦手な私は避けていた場所。

友人が誘ってくれなかったら足を踏み入れなかったであろう場所。

これも何かのご縁なんだろうと風に吹かれるまま訪れてみた場所は思いの外、静かで穏やかでした。

というのも、今は雨期でもあり閑散期のため、夜通し賑わう海沿いのお店は全てクローズされておりパーティの気配は一切なく、2日目の町観光以外、過ごすところは専らホテルの敷地内。

ホテルに併設されているレストランやプール、プライベートビーチやスパを堪能し、その合間にはしっかりお昼寝もし、夜は21時までに就寝、朝は6時前には目が覚めてオープンエアでのヨガ。

なんて健康的な生活でしょう。

寝ることが大好きな私にとって、好きなタイミングで好きなだけ眠れることは至福の時。

持参したパソコンもほとんど開かなかったのもよく眠れた理由ですが、何よりも環境がそうさせてくれたのでしょう。

雨期とは思えないほどの快晴が続き、時折降る雨の後の澄んだ空気がまた清々しく気持ちいい!

立派に成長した見渡す限りの美しい緑と自然。

身体が求めるままに深呼吸し、脳から細胞までもがリラックスしているのを感じました。

「水」と「地」の元素で成るカファの持つ重・冷・遅・油・緩などの性質と、土地の持つ特徴により私の中のカファが整ったようです。

暑くなく涼しい気候の中、アラビア海からの風、海と雨の水による程よい湿度が肌を保湿し身体に潤いを与え、穏やかな現地の人、ゆっくりとした時間の流れやどっしりとした土が心の安定感を促してくれました。

カファが乱れると、喘息などの呼吸器系、鼻炎、花粉症、重い頭痛、など上半身(首より上)に症状が出やすく、眠気やだるさ、浮腫みも特徴の一つです。

また心のエネルギーにも影響し、タマス(=怠慢性)が増え、以下のような状態を招きます。

・執着心が強い。

・決断力やバイタリティーに欠けている。

・他人を困らせたり迷惑をかけても気にしない。

・内気で楽することを優先する。

・清潔さに欠ける。

・加工品や栄養価の低い食べ物を好む。

このような不活発で貧欲な心の状態を”タマシック”といいます。

そんな時はカファを下げる辛味・苦味・渋味、カファを上げる甘味・酸味・塩味を参考に食生活を整えることも大切です。

例えば、 ・トマト、キュウリ、茄子などの冷やす野菜の取りすぎには注意です。

 基本的にはその土地の季節野菜を新鮮なうちにいただきます。

・油物や消化に時間のかかる重いものは避ける。

 アーユルヴェーダでは、生野菜よりも火を通して調理する事を薦めていますが、カファには油を控えた軽い調理法が適しています。

・ミルク、バター、ヨーグルトなどの乳製品、パン、白米、などはカファを上げるので控えましょう。  しかし、乱れてる時こそ欲してしまうので気をつけてください。 ・少し刺激(特に辛味)のあるスパイス(ジンジャー、ブラックペッパー、シナモン、チリなど)を調理に加える。

・糖分を控える。

 特にケーキやアイスクリームなどの白砂糖を使ったお菓子類は危険です。

 非加熱処理のハチミツはサットヴァ(純質)、甘味に含まれないのでカファの調整にも有効です。 ・水分、糖分、酸味の多く含むフルーツ(オレンジ・グレープフルーツなど)は避けましょう。

・覚醒を促すのにコーヒーやストレートティーなどのは摂取しても問題ありませんが、摂りすぎは身体を冷やしてし、カフェインは消化を乱すので気をつけてください。

・お白湯ももちろん良いですが、お白湯にレモンとジンジャーを加える事でより身体がスッキリするので、身体が重く感じた時はお薦めです。

気候や環境で乱れたドーシャは、今の自分に合った正しく食事を摂ることで整います。

また、乱れた精神は身体を整えること、乱れた身体は心を整えることで安定します。

安定した心と身体は自分の必要とする食事を知っています。

安定した精神と身体は、全てにおいての正しい判断や選択ができます。

心身が健康で生きていくためには、全ての繋がりと調和ですね。

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