約5週間にかけて行われていますRYT200ヨガ講師養成コース200時間。
今でちょうど3週目の真ん中、コース全体の中間地点です。
第1週目は、主に身体への働き。
朝と夕方、2回のアーサナのクラスで毎日筋肉痛を伴いながらの練習で、必要とする筋力と体力を養いました。
第2週目は、生命のエネルギーの循環。
様々なプラーナヤマ(呼吸法)の練習により、血液や呼吸器系の循環を促すとともに、エネルギーの通り道を浄化する作業への取り組み。
3週目は、心や感情の観察と気づきを得るためのプラクティカルにより、少しずつ精神との繋がりを深めていきます。
実践の授業では、全てにおいての基本の大切さと正しいテクニックをお伝えします。
そして、このコースの重要な目的の一つでもある指導者という目線で人の身体を観察し洞察力をつけることを学んでいただいてます。
哲学の授業では、ヨガスートラやハタヨーガプラディーピカなどの経典に基づき、私たちがヨガの実践をする理由や段階を踏むことの大切さ、身体と呼吸、そして精神の密接な結びつきと関係性を解いていきます。
今踏んでいるステップは、まさにウパニシャッド思想にある「パンチャコーシャ(5つの鞘)」といわれる、人間の体は、5つの層によって構成されているという考え方に関連づいています。
1番外側の層から、「肉体は食べ物でできている」という物質的な層。
2番目は、「生気によってできている」という整理機能的な層。
3番目は「感情の動き」により、心で自分の存在を認識する層。
4番目は、心に動かされず「私は○○である」という理知や道徳心によって自分を認識する層。
5番目は、「幸せに満ちた状態」を自分の存在と一体した歓喜の層」。
この考えはヨガだけではなくアーユルヴェーダでも同じく、影響し合う5つ層のバランスが取れた状態により、心と体の安定をはかります。
そして5つの鞘に包まれたその奥に宇宙・生命全体の根源とつながる”真我”と言われる普遍なる存在。
ヨガの境地と言われる「サマディ」=三昧とは、肉体と精神を切り離した認識から、宇宙と私が一体化し悟りを開き解脱すること。
このコースでは、そのゴールに行き着くことが目的ではありません。
200時間の学びによってヨガの本質とその奥義を知るための「扉」です。
その扉を同じタイミングで開き、時間と空間、エネルギーを共有し知識や能力を高め合う者同士との出会いも必然です。
このコースでは、哲学やヨガの智慧の理解度はそれほど重要ではありません。
それぞれのペースで経た半分までの道のりの中で、肉体や心の変化や起こったことやを振り返り、折り返し以降も再びジャッジすることなく今起きていることを静観し続けていただくことを大切にしていただきたい。
これは指導者として携わらせていただいてる私自身も同じです。
このコースのための準備に始まりコースの開始後からこれまで、外側でも内側でも激しく動いた数ヶ月間は快楽を伴う苦行であり、間違いなく精神鍛錬されました。
その波がようやく落ち着き始めたここからも、未完成なものをより完成に近づける自己成長はまだまだ続きます。
温かくフォローしてくださる生徒さんやサポートしてくれる方にただただ感謝の気持ち。
4週目以降は、実際にヨガの指導者、ヨガを伝える側の立場になった時に身につけておくべき知識や技術をインプットしアウトプットしていくプロセスを踏んでいきます。
パンチャコーシャにおける4番目と5番目の層を実践を通して学びであり、ここでいう無知のヴェールを剥いでいくステップです。
∞お知らせ∞
4/13(木)【イベント】アーユルヴェーダ季節の食養と食べるヨガ
3/16(木)〜【スタジオの場所】が移転しました
期間限定【クラス増設のお知らせ】
「骨盤調整」「アシュタンガヴィンヤサ」のクラスもあります
2017年3月
GW企画
【リシケシリトリート】締め切りました
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インドデリー・グルガオンにて
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