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インドで学ぶヨガ

インドで学ぶヨガとアーユルヴェーダ

上虚下実で立つ「ターダアーサナ」

  • MIKA
  • 2017年1月24日
  • 読了時間: 3分

第6回目の「ヨガ基礎コース」も本日からアーサナのパートに入りました。

この基礎コースで学ぶアーサナはほとんどが基本のアーサナです。

形はシンプルですが、非常に深く大切な基本のアーサナほど、体の使い方や意識の向けるポイントをより時間をかけて学び体得していただきたいものです。

立位の基礎は【ターダ アーサナ】=山のポーズ

全てのアーサナの基礎となるポーズです。

このアーサナが安定していると他のアーサナにも有利ですが、安定してなければどんなアーサナも見た目はきれいでも不安定で快適ではありません。

①両足の裏が均等になるように重心を置きます。

そのために目を閉じて左右のバランスを均等にしていきます。←これがなかなか難しく安定しないですね。

②2本の足の真ん中で軸を作ります。

そのために内転筋(内腿の筋肉)を強くします。←ブリックなどを挟んで使うとよりわかりやすいですね。

③仙骨を真っ直ぐに立てて、背骨は頭頂に向かって真っ直ぐに伸ばす。

そのためにムーラバンダとウディヤーナバンダを使います。(会陰と臍下の筋肉を引き締める)←特に腹筋が弱いと腰が反れ直立できません。

④ブレがなくなったらドリスティ(視線を一点に集中)で数分間呼吸を入れてステイ。

このアーサナはまさに”上虚下実”

「上虚下実」とは

”虚”は余分な力が抜けていて緩んでいること。

”実”は力がそこに集まっていて安定していること。を言います。

重心が安定し軸ができると上半身はリラックスしますが、下半身が安定していないとどしても上半身(特に肩)に力が入ります。

下半身を安定させるためにはお腹周り(骨盤周り)にエネルギーを集めることです。

肩の力を抜いてお腹や腰に重心ができると、下半身も強く安定してくる仕組みになっています。

するとブレない軸ができ、そこから自由に体を動かす可動範囲が広がります。

余分な力を使う必要がなくなり疲れにくい体になります。

姿勢が良くなるので呼吸も深まり容姿の美しも増します。

そして体だけではなく、体の安定は精神の安定にも繋がります。

呼吸が深いと心も落ち着いていて穏やかですよね。

その逆も然り。

とても地味なアーサナですが実はとても深く、足裏から指1本ずつ体の一つ一つを丁寧に観察していくことで自分の弱点がより見えます。

目を閉じるとより体への感覚が繊細になり集中力も高まります。

ヨガに限らず、基礎は全ての土台になる大切なものですよね。

欲を出して高いところに上り詰めても一気に振り出しに戻されたり、手を抜いて楽をしようとかえって時間がかかってしまたり…日常においても様々な場面で言えること。

体の使い方も、なんども繰り返し練習し学習し、マットの上だけはなく日々の意識を無意識の域まで落とし込みます。

私自身腹筋弱く長年腰痛を患っていたり心身の不調を、ただ立つことだけのような「ターダアーサナ」の確立によって改善してきたという経験を通しての持論です。

∞お知らせ∞

2017年1月

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