まだ暑さは続くものの吹く風は肌に心地よく、蒸し暑さによる不快感もなく朝晩はより過ごしやすくなったデリーグルガオン。
16日の満月に向かって私の体の重みと眠気はマックスに達すると同時に感情の乱れは落ち着きを取り戻し、アーユルヴェーダでいうとカファ優勢な状態。
体の中の水が増し、朝から浮腫んだ顔に小さく落ち込みながらも、明日以降はまた毒と共に心身の不浄なものが抜けていくという感覚に、不調と快調のバランスをとりながらも自然のリズムとサイクルにちゃんと適応している心とそれを纏う体を今日も愛おしく想う。
ヨガやアーユルヴェーダの哲学には「調和」や「バランス」という言葉が使われており、全てにおいて調和またはバランスをとることが健康な心身、精神、魂をつくるといわれています。
ヨガの教えでは
・身体と心の調和とバランス
・内なる私(真我)と大いなる我(宇宙)との調和とバランス
・人と人の調和とバランス
などが挙げられ、仏教では身体と心をバランスよく結びつけ解放した人間存在を「ブッダ=仏」、宇宙や自然の法則と自己とを調和させる生き方を「ダルマ=法」、人と人とが調和し助け合う平和な社会を「サンガ=僧」といって尊んだのです。
またアーユルヴェーダの教えでは、調和のとれた心の状態のことを「サットヴィック」といい、サトッヴァ=純粋性そのものです。
ヨガでは、心身が純粋な状態であるために、8支則という具体的な生活法、アーサナ、プラーナヤーマ、瞑想法の階梯(プラティヤハーラ、ダーラナー、ディヤーナ、サマーディ)そして祈りの言葉・マントラなどの実践法が伝えられています。
またアーユルヴェーダでは、新鮮な野菜や食物で調理されたものを直ぐにいただくことが肉体のサトヴィックを作り、個々にあったヨガや瞑想などの実践が心のサトヴィクへと導くとされています。
ヨガやアーユルヴェーダにレクチャーでも度々このような話をさせていただいてますが、こうして書いているだけでも高次なエネルギーを持つ美しい言葉だとしみじみします。
サトヴィックに関連する心の性質については次回お伝えします。
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