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MIKA

幸福の道『サントーシャ』満足・知足について


今日のデリーグルガオンは昨日に続き、風が吹いてるせいもあって少し空気が流れていて少し清々しい気持ちに。

日本にいるとき、ここまで毎日外の空気のとこを意識したことなんてあったかと思い返すほど、それほどきれいであることが当たり前に生活していたのだと、おかれていた環境に改めて感謝する日々。

先週から基礎コースが始まったおかげで、私自身も皆さんと一緒に学ぶ良い機会を与えてもらってます。

ヨガの哲学が教えてくれる知識を日々の生活と心の状態と照らし合わせながら、学び得たものを実践を通して生きる智慧として活かしたい、そう思う。

今日はヨーガの8支則でいう『サントーシャ(満足・知足)』について考える。

『サントーシャ』とは、今あるものに常に満足すること。

今おかれている環境や状況、人間関係、自分の能力、健康、物質的なもの自分の周りにあるもの全てにおいて「そこには何か原因・理由があって全ては必然である」というヨガの思想の一つに因果律の考えがある。

良い悪いではなく、あるがままがそれ自体で、もうすでに完璧である、ということ。今、どんなに苦しい状況であっても、それは何か成長のためであったり、次なるステージへのプロセスであり、そこに何かしらの判断を加えることは無意味である。

そもそも問題は起きるものではなく、自分自身がつくり出しているもの。

良い状態の時は特に、身の回りのものごとは当然だと感覚が慣れてしまい、つい感謝する気持ちを忘れてしまうもの。失ってみて、はじめてそれがかけがえのないものだったことに気が付く。

健康だったり愛する人の存在さえも。

『アパリグラハ(不貪) 』でいう、必要以上の欲によって執着がわき、外の物質世界に心が縛らることで苦しみが生まれる。

また、失うことへの恐れや不安、他者への嫉妬や比較も苦しみの原因となる。アパリグラハの実践により、『サントーシャ』=自分自身に満足すること、知足に繫がり、結果、自分自身が大らかで寛容になることで他者へと与えることにも繋がります。

わたしたち人間の欲は尽きることがなく、幸福を求める限り真の幸福は見つからず、今あることに感謝をし常に満足することが真の幸福の存在に気付く近道なんでしょうね。

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